スポーツチャンバラ 田邊哲人会長のインタビュー
インタビュー記事No.13
「 第33回全国少年少女選手権大会 」

田邊哲人会長
INDEX
74.「部外競技 本部講習会」
73.「ワンステップ上へ」&「得物自由(異種対戦)解禁」
72.平成27年度 本部講習会の解説
71.提出書類作成について
70.本年の本部講習会
69.第40回世界選手権大会
68.第40回全日本選手権大会
67.日本体育協会 加盟
66.田邊会長 藍綬褒章 受章!
65.「第39回全国少年少女選手権大会について」
64.「第262回大学生対象本部講習会」
63.「指定審判員」と「指名審判員」
62.スポチャンクラブと"オールマイティ審判"
61.平成26年度 本部講習会
60.第39回世界選手権大会
59.第68回国民体育大会in東京
58.審判員審査 について
57.種目別 1級基本動作審判員について
56.第38回全国少年少女選手権大会
55.1級審判員及び検査役の資格、及びベスト(ビブス)着用の義務
54.大会の出場資格について
53.称号(錬士・教士・範士)について
52.指導者の資質
51.都道府県市区町村 体育協会加盟への勧め
50.第38回世界選手権大会
49.公益財団法人 日本体育協会加盟祝賀会
48.第6回アジア・オセアニア選手大会
47.第38回全日本選手権大会
46.第4回田邊杯争奪戦スポーツチャンバラ大会
45.第7回ヨーロッパ大会 in Russiaについて
44.本部講習会(直伝会)について
43.棒・杖について
42.楯長剣
41.第37回世界選手権大会
40.新しい人
39.総会報告と異種競技審判員の説明
38.全国レク大会・全国スポレク祭・国体について
37.第36回世界選手権大会について
36.第6回ヨーロッパ大会について
35.団体戦について
34.第35回世界選手権大会
33.下期講習会、短刀のルール改正
32.第4回アジア・オセアニア大会について
31.本部主催講習会(上半期)
30.第35回全国少年少女大会について
29.指導者について
28.短槍について
27.師範・師範代について
26.第34回世界大会
25.初心者への指導方法について
24.一級審判員及び一級審判員講師講座について
23.スポチャン記念碑
22.第34回全日本大会
21.第34回全国少年少女大会
20.第5回ヨーロッパ大会を終えて
19.クラブ制度について
18.第33回世界大会
17.第20回スポレク祭
16.第2回アジア大会
15.第33回全日本大会
14. 基本動作一級審判検定
13. 第33回全国少年少女大会
12. 第4回ヨーロッパ大会
11. 段級について
10. 2006年10大ニュース
9. 小太刀護身道からスポチャンへ
8. 小太刀護身道のはじまり
7. 基本動作の解説
6. 第32回少年少女大会を終えて
5. 「師匠」について
4. 第32回全日本大会を終えて
3. スポーツ拠点推進事業
2. 基本動作について
1. 第31回世界大会を終えて
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5月20日に由比町で第33回全国少年少女選手権大会が開催されました。
今大会は如何でしたか?


  国の政策である「スポーツの拠点作り推進事業」第2回由比町大会が文部科学省、総務省、(財)地域活性化センターの御支援により、5月20日に開催され、大盛会の内に無事終了いたしました。
  会場となりました由比中学校の体育館はスポチャンのコートが詰めれば12面も入りそうな立派な体育館で、そこに全国から選手約300名、審判約100名、地元の役員約100名、参加者父兄約100名の総勢約600名が参加という盛大なものでした。望月俊明由比町長をはじめ、地元教育委員会、後援会、有志、同窓生諸兄などの多くのご尽力により盛会裡に無事終了できました事に、あらためて御礼申し上げます。

  由比という場所は、東海道五十三次の十六番目の宿場町であり、目の前には駿河湾、遠くには伊豆半島を眺め、後ろに浜石ヶ岳という標高707mの山、中央に由比川、西に興津川が流れる風光明媚で爽やかな土地。この時期丁度桜エビ漁の季節で、我々東京・横浜にいる人間には由比町の5月の爽やかな季節は大変に美味しかったです。




昨年は団体戦のみが行われました。


  昨年は団体戦の予選から始まり、「スポーツの拠点作り」のテーマである8地区代表による団体戦だけで終わってしまい個人戦がなかったのですが、やはり若干不完全燃焼の感がありました。今年は各地区毎に事前に代表選手を選抜していたので、開会式終了と同時に8地区の団体代表戦が行われ、また個人戦も開催されて少年王者を決定することができ、試合内容も充実させることができました。




それでは多くの選手の皆さんが試合に臨むことができ、日頃の練習成果を発揮できた事でしょう。印象に残った選手や試合などはありましたか?


  今大会で特に強く印象に残ったのは、基本動作で大差という程の差を見せつけた四国勢。強さが際だっていました。とにかく、スポチャン少年達の観ていて久々に鳥肌が立つような、見事な基本動作には感動しました。
  その中でも抜きに出ていたのが高知県の野村五月選手(昨年の世界選手権大会、基本動作団体戦日本代表先鋒)、またポスターにもなった岩田健吾選手(小3 高知県)、そしてその姉の岩田麻佑花選手(小5 高知県)の基本動作は素晴らしく、決勝はその野村五月選手と岩田麻佑花選手の高知県同士の戦いという結果になり、グランドチャンピオンは野村五月選手となりました。因みに岩田姉弟を指導しているのがその中学3年生の野村五月選手だそうです。自らもアスリートながら、また指導者でもあり、しかもまだ中学生である、これは大変に素晴らしいと思います。 また岩田健吾選手は一回戦で姉の岩田麻佑花選手と当たり惜しくも敗れましたが、小学3年生という年齢であれだけ力強く華麗な基本動作ができるという事は大変驚くべき事で、もちろん本人の努力もありますが、その指導者に私は敬意を表します。町長をはじめ、教育委員長、教育委員会の役員の方々、私の中学時代の恩師も「子供達にこういう基本的なものを小さな時から学校でも身に付けさせなければ。」と大変感心しておられました。

第33回全日本少年少女選手権大会

  他にも大阪の竹内明美先生が指導している西原彩華選手、笠原亮選手の基本動作は概ね水準以上のものでしたが、前傾姿勢が強すぎ事と、踏み込み幅が狭い為に比較競技ではその差が出ていたようです。更には香川県の川田雄太郎選手は欠点は少ないものの、迫力が今少しという感じでしたが現時点では概ね良いでしょう。(瞬間、巧いなと感じました。)
  打突競技では大阪の西田朱音選手(昨年のソウルで開催された第1回アジア大会にも出場)は、小学生の女子ながらスピードのある反応を示していて目に止まりました。この子はガンバリっ子の本当のスポチャン好き少女だなぁ、と思いました。
  打突競技 決勝戦では、東京の永井将史選手と神奈川県の田村勇樹選手が勝ち上がり、大人の一流選手にも劣らない早さで放す素早い横面が得意の永井選手、それで一本取られ目が醒めたか、直ぐに立て直し、3回ほどのその横面をディフェンスしながら相手の技が詰まるのを待つ事ができた返し技が得意な田村選手。見応えのある面白い決勝戦でした。


  少年少女大会で活躍した彼らが、6月24日(日)の日本選手権大会で大人とぶつかってどれだけ活躍できるか、また楽しみになりました。多分今の彼らなら、大人と戦ってみたいだろうと思います。



ありがとうございました。
6月24日の全日本選手権大会も大変に楽しみですね。
第33回全日本選手権大会の参加選手も募集しております。世界大会に向けての団体戦日本代表の選抜も兼ねております。皆様奮ってご参加下さい。

第33回 全日本選手権大会 [詳細]

次回のインタビューもお楽しみに!

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